「壱越調 迦陵頻 Ichikotsu-cho KARYOBIN」

今回は「壱越調 迦陵頻 Ichikotsu-cho Karyobin」をお届けします。
この曲は管絃、舞楽ともに演奏されますが、
管絃のみで演奏されることは少なく、舞楽曲としてのイメージが強いです。
また時には管絃舞楽として演奏されることもあります。

「迦陵頻 Karyobin」は児童4人が舞う童舞「Warabemai」です。

児童は両手に銅拍子をもち、それを打ちながら舞いますが、
この銅拍子を打つ音が迦陵頻の声を真似ている、といわれています。

舞人は舞い終わったあと、一人ずつ順次舞台から降りていき、
最後の舞人が退くのを見て、演奏者は「臨時止手りんじとめて」と呼ばれる、
楽曲を途中で止めるときの決まった旋律を奏して終わります。




We will deliver " Ichikotsu-cho Misasagi KARYOBIN" this time.

This tune is performed as a style only of the music of traditional court music or a
court dance and music style.
However, being performed as a style only of music is a little. This tune is already
established as the tune of the court dance and music style.

"Misasagi KARYOBIN" is "WARABEMAI" where four children dance.

The child has the one that it is round made of copper in both hands,
and dances while striking it.
The one that it is round made of copper this is said that the beat will
mimic the voice of Misasagi.

After it finished dancing, the dancer gets off the stage one by one one by one.
When the last dancer moves backward, the player plays the short melody that is called "Rinjitomete".
"Rinjitomete" is a melody decided when music is stopped on the way.

Thus, "Court dance and music Misasagi KARYOBIN" ends.


この記事へのコメント
スゴイサイトを発見し感動した勢いてでカキコしました。
私は作曲を一応専門としていますが、、。
雅楽にかかわらず唱歌には大変興味があります。

日本の楽器の多くに唱歌があてられるのは
日本語の母音が強く、が故に引き延ばしたり、縮めたり、区切ったり?
といういことが出来るからだと考えますが、。

私が雅楽に関してあまり経験がないのですが
(カルチャーセンターで篳篥と笙を数ヶ月習っただけです。)

同じアジアでも言語そのものの構造の違う中国から
雅楽のもと?が伝えられた時に
この唱歌が日本人によってつけられたのか?
あるいは当時の中国でも唱歌らしきものがあったのか?

あるいはもっと時代を経てから
唱歌が日本独自につけられたのか??

目下、興味しんしんなところです。

あ、でもここまで書いてから
でもそいうえば「チ、ラ、」とか「タルラ、ロ」とかって
インドのお経のような響きもあり
それも少し影響しているのかな?などと思ったりしています。
全くなんの知識もなく想像ですけど。。

な、ことで
これからもこのサイト楽しみにしています。
よろしくお願いします。

Posted by 高橋久美子 at 2007年05月23日 13:22
高橋さま
コメントありがとうございます。
最近更新するのを忘れており^^;
お返事が遅くなってしまいました。
すみませーん。

雅楽の唱歌については
現行のような形の楽譜に書かれるようになったのは
おそらく江戸時代と考えられますが、
唱歌そのものは平安時代にすでに存在していたと考えられます。
(和歌にそれを知るてがかりがあります)
しかし江戸時代の楽譜でも唱歌が記されておらず、
指づかいの譜だけであるのがほとんどです。

日本での雅楽の完成は平安時代ですが、
雅楽そのものが輸入されたのは聖徳太子の時代ですから、
その頃から唱歌が存在したのかどうか?

興味のあるところですね。

現代の雅楽の唱歌においては
音高によって唱歌の文字が微妙に違っています。
たとえば「六」という指づかいに対して「チ」と歌う場合と
「リ」と歌う場合では出す音が異なるのです。
絶対法則というのではないのですが、
だいたいは分類できます。

そうそう、古いレコードに「口唱歌大系」といって
日本の伝統音楽の唱歌ばかりを集めたものがありますよ。

とてもおもしろいです。
能楽、地歌、雅楽、お囃子、雅楽等…延々と唱歌が続きます。
ずっと聴いていると笑えます(笑)。

音楽大学なら所蔵していると思いますが。
ご参考までに。
これからもよろしくお願いします。
Posted by さくらこ at 2007年06月01日 15:23
とても参考になるお返事ありがとうございます。

「口唱歌大系」探して聴いてみます。

そういえば「能管」にも
同じ指使いで違う唱歌とか、違う指使いなのに同じ唱歌など沢山ありますが
だいたいは唱歌によって指が限定されます。
というか指が「反応」するようなしくみになっています。

楽器によっても違うのでしょうが、、。
たとえばメロディーを奏でるもの
(メロディーの高低と唱歌の日本語?の高低の関連)と
打楽器系の唱歌では、そもそも唱歌のあり方が違う気がしますし、、。

ン〜〜〜〜。
難しいところです。

今後とも、いろいろ教えて下さい。
よろしくお願いいたします。




Posted by 高橋久美子 at 2007年06月06日 04:19
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。